近代日本の身装文化(身装画像)
説明 対座している母親と娘、話はどうやら深刻なことらしい。娘も息子もまだ未婚であるにしては母親が年寄りっぽいのは、この時代の物語の癖。結婚年齢が早かったから、嫁に行くような娘にまだ三十代の母親がいるのはめずらしくなかったはずだが、母親といえば六十すぎの女のように描かれることが多い。娘は高島田、母親は切髪でオールバック。黒繻子の帯を前で結び、その結び目に手を差し込んでものを考えるポーズ。帯を前で結ぶのは抱え帯ともいい、江戸では早く廃れたが京阪では根強く残って、とりわけ儀礼用には昭和期まで仲人衣裳などに見られた。(大丸 弘)
ID No. HC04-006
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年3月7日号 7面
小説のタイトル 新作 相思怨(そうしえん)(63)
作者 草村北星(1879-1950)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2sim:[島田;高島田]
Vhao:[羽織]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2:[ヘアスタイル]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vob:[帯]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 高島田;紋付き羽織;黒繻子の帯;抱え帯;帯の結び目に手を差し入れる;抱え帯;火鉢;火箸
男女別 女性
体の部分 上半身