近代日本の身装文化(身装画像)
説明 夫が女に騙されて無謀な投資をし、家屋敷を手放さなければならないほどの損をした。騙した女はヒロインの学校友だちの未亡人。忠義な抱え車夫から一部始終を聞いたまだ若い妻がそこに泣き伏す。かたわらで首をうなだれるのは夫の母親で、女にとっては優しい姑。夫が三十一,二だから母親は五十そこそこのはず、それでいてこの白髪の切り髪は、この時代の人の年齢観を示している。女は既婚なのでもちろん丸髷。帯のお太鼓がからだに比べて異様に大きいのは、結び様にもよるし、ひとつには当時の女性のからだの小さいことにもよるだろう。(大丸 弘)
ID No. HC00-011
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年1月6日号 7面
小説のタイトル 下闇(くだりやみ)(55)
作者 加藤眠柳(生年不詳-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D1ir:[頭髪の色(染髪,脱色,白髪)]
Qkas:[絣]
D4ji:[人力車夫]
Vhat:[半天;どてら]
Vmom:[股引]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
キーワード 横縞のきもの;お太鼓結び;袖の扱い;切り髪;絣のきもの;半纏
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 HC00-011, HC00-012