近代日本の身装文化(身装画像)
説明 投資の失敗から夫が裁判沙汰になり、それが新聞に出たため実家の母親が案じて飛んで来た。母親はたぶん四十代半ばで、二十そこそこの主人公と母親の、同じ丸髷の髷の大きさがその年齢の差を示している。髷だけでなく、前髪も鬢(ビン)もすべてが老人は小ぶり。母親は最初は娘を詰問するつもりで訪れたのだが、事情を聞いて今度は慰め役になっている。夫の投資の裏には自分の親友との不貞が隠れている。それを訴えるように、主人公は母親に向かって突っ伏し、両膝の間に肘をつき、片袖で顔を覆っている。第55回は同じ泣き伏す場面だが、かたわらにいるのが姑であり、前に使用人もいるため、膝を崩さず、泣き様に遠慮がある。(大丸 弘)
ID No. HC00-012
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年1月10日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
タイトル
小説のタイトル 下闇(くだりやみ)(59)
作者 加藤眠柳(生年不詳-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ma:[丸髷]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D801:[強い悩み・悲しみ・口惜しさ・羞恥の表現]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
Vhao:[羽織]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 横縞のきもの;お太鼓結び;袖の扱い;突っ伏す;号泣する;黒紋付き羽織;絽の羽織;座布団;湯呑み茶碗;茶托;簀戸(すど);簾戸(すど);葦戸(よしど)
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 HC00-011, HC00-012
著作権情報
備考