近代日本の身装文化(身装画像)
説明 サーカス一座での虐待に耐えかねて、可愛がっている小猿を連れて逃げだした少年。その猿と少年を悪ガキたちがいじめる。蝙蝠傘を武器にして悪ガキを追い払っているのは通りがかりの小学校教師で、歳は三十前後。小学教師の髪は束髪にはちがいないが、ひっ詰め(髪)といってもよいくらいに小さい。窮屈な襟元、筒袖の絣柄の単衣、黒地の丸袴――とともに、教師風のやや爺むさいイメージをつくっている。丸袴という言い方はめずらしいが、襠のない行灯袴を言う。白粉っけのないこういう女性たちは、この時代よく「新しい女」などと指さされたタイプに近いのだが、学校の先生はそれはそれとして許容されたのだろう。
ID No. G01-019
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1909(明治42)年12月10日号 7面
画家・撮影者 池田輝方(1883-1921)
小説のタイトル 空中の人(19)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D005:[20~30歳代の女性;年増]
D4kyo:[教員]
D2:[ヘアスタイル]
Vhaf:[袴(女性)]
Wkas:[傘]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
D012:[男の子(小学生くらい)]
Jhi:[人と動物;ペットと人]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード 小学校教師;束髪;引っ詰め髪;ひっつめ髪;筒袖のきもの;飛白の単衣;丸袴;行灯袴;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘;犬
男女別 女性;男児
体の部分 全身