近代日本の身装文化(身装画像)
説明 軍事探偵もののうち、清国の軍事探偵が出征日本軍人の妻にとりいって情報を得ようと試みるもの。それと察した妻は相手を欺くため、ふだんの質素な姿と違い、「きょうは胸に一物あれば、石鹸(シャボン)も使い卵糠も使い、やがて化粧も入念に施して、帯も衣服も就中美々しきを着し、姿鏡(スガタミ)に対して幾たびか衣紋を繕い、一口(ヒトフリ)の匕首を懐に呑ませ」という場面。この妻は征清中の夫を思い、顔も垢つくに任せ、たまの湯浴みのおりもシャボンなんぞを使用したことはない、という貞女。卵、糠とは、卵の白身は顔を滑らかにするために用い、糠は石鹸以前の時代の洗い粉。足もとにあるのは乱れ箱。夜、寝間着になったときなど、脱いだきものは軽く畳んでここに入れておく。(大丸 弘)
ID No. G01-007
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1894(明治27)年12月13日号 x面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 少尉の妻(13)
作者 吉本秋亭(吉本義秋)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ma:[丸髷]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Vta:[足袋]
D3:[着装態様;着付け;着方・着こなし一般]
時代区分・年代 19世紀終わり;1894(明治27)年
国名 日本
キーワード 玉簪;小紋のきもの;腰紐;鏡台;屏風
男女別 女性
体の部分 全身