近代日本の身装文化(身装画像)
説明 温泉地を廻って、懐具合のいい宿泊客を狙う女賊。第8回では山間の共同浴場の男湯に浸かっている。このあと、たまたまここに来た旅人が犠牲者になった。第24回では赤倉付近の林の中を、なにかを求めてさまよい歩く姿。「縫いのある縮緬シオルを頸に巻いて、御召コートの新しいのを着ている。これだけの扮装(ナリ)をするには、長野か、高田に出たに相違なかろう」とあるが、しかし「嶋田の髷は根が抜けてグラグラになって、乱れ毛には埃がついて、白く色さえ変わっている」。この女の髷は第8回も第24回もほぼ変わりなく、けっこう大きいが下に引いた芸子髷風。髷がぐらつくのは元結(モトユイ)が切れたり緩んだりするためで、たぶん烈しく頭を動かしたりしたのだろう。(大丸 弘)
ID No. E17-035
出典資料 朝刊中央新聞
発行年月日 1912(大正元)年12月4日号 4面
画家・撮影者 八幡白帆(1893-1957)
小説のタイトル 三怪人(24)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ni:[日本髪一般]
D2sim:[島田;高島田]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vko:[コート(女性和装外套)]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(大正元)年
国名 日本
キーワード 盗賊;芸子髷風;髷;乱れ毛;御召コート;縞のショール
男女別 女性
体の部分 全身
関連情報 E17-034, E17-035