近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この作品はタイトルの通り、ある令嬢の日記の形を取った一人称小説。その中で、「下女というものはナゼ皆あんなに太ってるのだろう、今のお松のデブデブ太ってることッたら前のお竹と丸で同じ様だ(……)」と書いている。とくに良家のお嬢さんは色白でほっそりした蒲柳の質、と決まっていて、その対極にきわめて差別的な先入観のもとに置かれたのが当時の女中だった。太っていたかどうかは疑わしいが、水汲みをはじめとして、けっこうな力仕事まで、家事全般をこなさなければならなかった女中さんは、かなりたくましい足腰だったはずだ。志賀直哉が自家の下女に心を寄せて悩んだとき、廊下でそっと彼女の手を握って、その意外にかたい手のひらに驚いている。(大丸 弘)
ID No. D12-104
出典資料 報知新聞
発行年月日 1900(明治33)年4月3日号 1面
小説のタイトル 令嬢日記:四月二日
作者 安芸なみ子(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ge:[下女;下男;召使い]
D0tak:[体型;体格;身体障害]
Vtas:[襷]
Vob:[帯]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
D7re:[令嬢モデル]
Vka:[掛襟]
時代区分・年代 19世紀終わり;1900(明治33)年
国名 日本
キーワード 女中;素足;黒襟
男女別 女性
体の部分 全身