近代日本の身装文化(身装画像)
説明 アメリカで成功した主人公は、今度は義理の妹を伴って、ふたたびアメリカに向かう旅客船の客となる。芸者稼業の経験もある妹が、船中で着馴れない古着の洋服に難渋しているのを見て、むしろ慣れた日本服で通そうということになった。「頭は束髪、足は靴、その中間が日本服といえる女学生姿にお梅(妹)を造り、自分が手を引いて先ず甲板へ伴い行けり」。その結果は、並みいる外国人が妹の美しさに驚き、妹の方は、美しいレディーに対する外国人男性の親切さに感激する。「お梅は日本国を離れてまだ旬日ならざるに、婦人の身の、西洋人仲間には斯くまで幸福なるかと悟るに至れり」。挿絵は見もしらぬ一西洋人が食卓の倚子を引いて、彼女を招いているところ。(大丸 弘)
ID No. D10-092
出典資料 報知新聞
発行年月日 1898(明治31)年10月18日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 捨子の出世(60)
作者 長野楽水(生没年不詳)[編];村井弦斎(1863-1927)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G72:[大・中型船舶(船上・船内を含む)]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vhao:[羽織]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D7se:[西洋人モデル;混血児タイプ]
D1hi:[ひげ]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本;アメリカ合衆国
キーワード 旅客船内;小紋の羽織;内股;顎鬚;フロックコート;ズボン;後ろ姿;背面;椅子;テーブル;洋皿;ナフキン;カーテン