近代日本の身装文化(身装画像)
説明 呉服屋の女房を前にして、その息子を、靴屋に年季奉公させるための証文を認める団子屋の主人。江戸時代には生菓子のあれもこれもを作るのでなく、団子なら団子だけ、饅頭なら饅頭だけを名物と宣伝して商う茶店風の店が多かったらしい。言問団子とか、お初牡丹餅とか――。名物とあれば遠くから買いに来る人もあったろうが、細い商いだったにちがいない。それにしてはこの帳場は少々立派すぎて、番頭さんでも座っていそう。団子屋の主人は格子縞のきものの上に、同じ柄の筒袖腰切りの半纏を重ね、半纏の上から前垂れを締めている。この恰好は、主人が手を出して団子作りをしているためだ。呉服屋の女房の方は四十がらみの眉を剃った女で、襟付きのきものに引っ掛け帯、前垂れ掛け、というのはごくふつうの小商人の女房風。(大丸 弘)
ID No. D10-078
出典資料 報知新聞
発行年月日 1898(明治31)年8月18日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 捨子の出世(12)
作者 長野楽水(生没年不詳)[編];村井弦斎(1863-1927)[閲]
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H840:[帳場構え]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2ma:[丸髷]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vhat:[半天;どてら]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本
キーワード 眉落とし;黒襟;格子のきもの;引っ掛け結び;ひっかけ結び;前垂れ;筒袖腰切り半纏;素足
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥