近代日本の身装文化(身装画像)
説明 女芝居一座のうちでのもめ事。市川貞奴の女優養成所ができ、女優という存在がなにかと話題になるのは十年ほど後だが、小芝居の女役者はそれ以前から存在し、市川久米八や千歳米坡のようにけっこう名の知られた者もいた。ただし、男の役者と一緒に舞台に立つことは禁じられていた。右側がこの女芝居の座頭で、髪は根下がり銀杏に結い、役者らしく眉を剃っている。眉を剃っているのは男女とも役者のしるしだが、それと、鬘(カヅラ,カツラ)を被るために頭に張りついたような鬘下(カヅラシタ)の髪に結っているので、すぐ役者であることがわかる。左は今度上方から下ってきた若手で、ふつうの楽屋銀杏に結い、帯は派手な矢の字に結んでいる。(大丸 弘)
ID No. D10-019
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1898(明治31)年2月8日号 5面
小説のタイトル 楽屋銀杏(2)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H800:[演劇・踊りの舞台、あるいはその楽屋]
D4en:[エンターテイナー;芸人]
D2ni:[日本髪一般]
D2ic:[銀杏返し]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vhao:[羽織]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本
キーワード 楽屋;役者;座頭;根下がりの銀杏返し;眉落とし;黒襟;楽屋銀杏;竪矢の字;立て矢結び
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥