近代日本の身装文化(身装画像)
説明 女連れの一行が勧工場のなかの小間物屋に立ち寄った。勧工場は二階建てくらいの建物のなかに、沢山の店が露店のように品物を並べていた。1880年代(ほぼ明治10年代)からはじまり、百貨店の先駆けといった役割をした。板敷きの床に土足のまま上がれて、並べられた商品はすべて手に取って見られるというやり方は、それまで夜店や縁日の露店でしかしない販売方法だったので、東京市内には一時、雨後の竹の子といっていいくらい、沢山の勧工場が乱立した。義理の妹をお供に連れた丸髷の奥さんが、小間物屋の店先で目移りしながら品物を選んでいる。貧乏人の出の奥さんの、もの知らずをからかうのがこの日の眼目で、後ろの妹が恥ずかしがって、袖で口もとを押さえている。(大丸 弘)
ID No. D08-087
出典資料 報知新聞
発行年月日 1896(明治29)年12月2日号 1面
画家・撮影者 鈴木華邨(1860-1919)
小説のタイトル 日の出島:勧工場
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G01:[店舗 ex.店構え全景,出入りする客,従業員]
D5te:[展示・陳列・収納など]
D2ma:[丸髷]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
時代区分・年代 19世紀終わり;1896(明治29)年
国名 日本
キーワード 小間物屋;ショーケース;横顔;側面;袖で口元を押さえる
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥