近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東海道線のおそらく一等車の車内。髪を七三分けにしている主人公の若者は、モーニングに霜降りのコートを重ねていて、いかにも豊かそうで、瀟洒なスタイル。隣の友人は片方の靴を脱いで立て膝した不作法な恰好。この若者は縞のきものに黒羽織という和装に、かなり山の高い帽子を被って靴を履いているのは洋式。和服の上に被るものと穿くもの、つまりアクセサリーや下着類――時計や眼鏡、ネルのシャツなどだけが西洋風、という点に、洋風受け入れの最初の段階のひとつのパターンが認められる。(大丸 弘)
ID No. D08-002
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1896(明治29)年3月30日号 5面
画家・撮影者 歌川国峰(1861-1944)
小説のタイトル 擬珊瑚(2)
作者 井上笠園(笠園主人)(1867-1900)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D2ot:[男の髪型]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
G70:[電車;汽車]
Jno:[乗り物の中]
時代区分・年代 19世紀終わり;1896(明治29)年
国名 日本
キーワード 一等車;七三分け;モーニングコート;山高帽子;立て膝
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥