近代日本の身装文化(身装画像)
説明 芸者置屋の戸口で、芸者をおびき出すための贋手紙を、応対に出てきた女中に手渡す探偵。本文には諜者(チョウジャ)とあり、ここでは雇われた人間に小遣いをもらっているから、私立探偵に当たるものらしいが、警察の下働きもしたようだ。すでに探偵社という看板を出しているところもあった。帽子に靴、ズボンで上に縞の羽織という奇妙な恰好は、そのままこの男のはっきりしない身分を表しているよう。四つ目垣をめぐらせ、自然木をあしらった門柱など、この芸者のけっこうな暮らしが窺える。芸者屋にかぎったことではないが、格子戸口が低いため、訪れる人も迎える人も、いやでも前屈みになる。(大丸 弘)
ID No. D04-141
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1892(明治25)年3月5日号 3面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 憂みの笠(うきみのかさ)(62)
作者 黒男
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H59:[出入り口・窓越しの外の風景]
G023:[日本式玄関構え]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vhao:[羽織]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2ni:[日本髪一般]
Vhan:[半襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Vtas:[襷]
時代区分・年代 19世紀終わり;1892(明治25)年
国名 日本
キーワード 置屋の玄関;私立探偵;竪縞の羽織;ズボン;竪縞のきもの;前垂れ;襷掛け;提灯;四つ目垣
男女別 男性;女性
体の部分 全身