近代日本の身装文化(身装画像)
説明 小僧を伴に連れた商家の若旦那。銀座街頭で立ち止まり、小僧になにが喰いたいかと尋ねている。黒絽の短か羽織の下はたぶん薩摩か結城の白絣だろう。履いているのは堂島のノメリ下駄。中山高帽を冠って蝙蝠傘を日傘にしている。明治時代は文明開化のしるしの蝙蝠傘を、懐中時計のようにいつも携帯している人が多く、日射しを避けるためにも、男もよくそれを挿していた。その後、男が日除けに蝙蝠を用いる習慣は、関東では廃れてゆく。小僧は子持格子か翁格子風のお仕着せに紺の前垂れ、風呂敷を首に掛けているが、丁稚小僧は、大風呂敷をいつでも懐に入れていることを義務づけられていた。(大丸 弘)
ID No. D03-092
出典資料 改進新聞
発行年月日 1891(明治24)年7月2日号 4面
画家・撮影者 橋本周延(楊洲周延)(1838-1912)
小説のタイトル 新橋芸者:小僧の心〈ハテ困つた〉
作者 村井弦斎(1863-1927)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード K00:[大・中都市のメインストリート(古代,中世,また、日本,中国,オリエントの都市・王城を含む)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Qkas:[絣]
Vhao:[羽織]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wkas:[傘]
D4de:[丁稚;小僧]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
特定地域 東京;銀座
キーワード 中山高帽;飛白のきもの;絽の羽織;羽織紐;のめり下駄;堂島下駄;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘;丁稚;格子のきもの;前垂れ;風呂敷包み;ぞうり;素足
男女別 男性;男児
体の部分 全身