| 説明 | 東海道線の車中で発病した男を、たまたま隣に乗り合わせた男が介抱して、途中三島駅でともに下車した。これから宿泊の手配をと相談しているところ。苦痛に耐えている右側の四十男は、黒紋附の羽織に紬縞のきもの、裾袘(フキ)も厚く二枚を重ねている。大きな革鞄を持ち、山高帽を被り、畳表の付いた堂島の下駄を履いて、首巻を丹念にしているところは、裕福な商人であるらしい。介抱しているのは「スコッチの二重合羽を纏いたる三十二三の男」。富岡永洗の描いた二重合羽、すなわち二重廻しの細かい点々は、柄ではなく、毛織物素材の表現だろう。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | D03-080 |
| 出典資料 | 改進新聞 |
| 発行年月日 | 1891(明治24)年1月10日号 1面 |
| 画家・撮影者 | 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905) |
| 小説のタイトル | 冬牡丹(16) |
| 作者 | 三品藺渓(1857-1937) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | G3:[駅舎;空港] Wbo:[かぶり物一般;帽子] Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)] Vwa:[男性和装外套] Vhao:[羽織] Wge:[下駄;クロッグ] Wka:[鞄] Qkeg:[毛皮;毛皮製品] Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖] |
| 時代区分・年代 | 19世紀終わり;1891(明治24)年 |
| 国名 | 日本 |
| 特定地域 | 静岡;三島駅 |
| キーワード | 待合室;山高帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];黒紋付き羽織;紬縞;堂島下駄;革かばん;毛皮の襟 |
| 男女別 | 男性 |
| 体の部分 | 全身;坐臥 |