近代日本の身装文化(身装画像)
説明 少年少女の純愛物語。窓辺の机に向かって本を開いているのは、数え十四歳になるヒロイン。髪は上げ巻風の束髪に結び、前髪を垂らしているのは十代半ばくらいまでの少女に多いスタイル。束髪はかなり下火になったとも言われるが、少女の場合はもともとお下げにしていることが多く、それを上げて簡単にまとめればいわゆる束髪風になるので、べつに流行がどうこういうことではなかったろう。前に簪(カンザシ)を挿すのは束髪・日本髪にかかわらないが、全体に地味な束髪では花簪が大きめになり、さらにリボン、ネットなどを装飾として愛用した。帯の結び様はよくわからないが、結び余りが下がっているので、この年頃ではおそらく文庫。(大丸 弘)
ID No. D03-038
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1891(明治24)年6月20日号 2面
小説のタイトル 朧夜の夢(4)
作者 嵯峨の屋おむろ(嵯峨の屋お室)(嵯峨のや主人)(1863-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
H34:[デスクワークのための設備;書斎]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 読書;上げ巻風;花簪;造花;文庫結び
男女別 女児
体の部分 全身;坐臥