近代日本の身装文化(身装画像)
説明 本文と挿絵の対応がつかみにくいが、ともかくここは色街の座敷の外の廊下、なにか囁きあっている片肘怒らせた三人は壮士だろう。説明では場所は講武所のようでもあるが、障子の外に脱ぎ捨ててある草履は花魁の履く重ね草履。芸者がこんな草履を履くわけがないので、あるいはこの場所が講武所ではないのか。廊下の三人の男のうち、真ん中の紋付黒羽織は、細かい縞のきものの袖をたくし上げ、下に格子縞のYシャツを着ている。兵児帯らしいものを締め、紺足袋。右側の八字髭は鍔(ツバ)の広い帽子を被り、白絣のきものに小倉の袴というのは尋常だが、白いYシャツに横縞の靴足袋(ソックス)。左の眼鏡を掛けてもみあげを長くした男は、軍人帽子を被り、絣縞風のきものの下には濃い色の襦袢が見える。足元は紺足袋だが、この和装の上に洋服の外套を着込んでいるのはめずらしい。袖のあがきが悪いはずで、この時代でも稀な例。(大丸 弘)
ID No. D03-012
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1891(明治24)年9月5日号 3面
小説のタイトル 銘刀来国光(めいとうらいくにみつ)(10)
作者 木内伊之助(愛渓逸史)(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
Vhao:[羽織]
Vta:[足袋]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Qkas:[絣]
Vham:[袴(男性)]
Pov:[オーバーコート(外套)]
Wme:[眼鏡]
Wkus:[靴下]
Wzo:[草履;草鞋]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀終わり;1891(明治24)年
国名 日本
キーワード 黒紋付き羽織;竪縞のきもの;ワイシャツ;ホワイトシャツ;格子のきもの;紺足袋;飛白;竪縞の袴;縞の靴足袋;軍帽;コート;外套;もみあげ;ぞうり;障子;影
男女別 男性
体の部分 全身