近代日本の身装文化(身装画像)
説明 豊かな家に生い育った若者だが、疑いを受けて警察に追われる身となったうえ、野盗のために下着だけを残して身ぐるみ剥がれた。ただし野盗たちは若者の着ているシャツがフリルのあるブザムシャツ(bosom shirts)で、ボタンは金メッキものであることを見落とした。無一物になった若者は屑屋を見つけて、いくつかあるボタンのひとつを三円で売る。屑屋はこの時代、がらくた物専門ではあったが古道具屋でもあったことは、「らくだ」など落語や講談でもよく知られている。ぶかぶかの継ぎの当たった股引に尻ッぱしょり、手拭いを屑屋被りではなく、吉原被りにしているのがふつう。肩に提げている目籠には天秤ばかりが入っていて、外側にかならず古物商の鑑札が貼りつけてある。(大丸 弘)
ID No. D02-088
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1890(明治23)年7月26日号 1面
画家・撮影者 水野年方(1866-1908)
小説のタイトル 再香梅(40)
作者 渓斎英泉(一筆庵可候)(1790-1848)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Pu0:[アンダーウエア]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Wzo:[草履;草鞋]
Vmom:[股引]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Vob:[帯]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
時代区分・年代 19世紀後半;1890(明治23)年
国名 日本
キーワード 下着;フリル付きのブザムシャツ;ボタン;屑屋;古道具屋;尻端折り;角帯;吉原かぶり;目籠(めかご)
男女別 男性
体の部分 全身;坐臥