| 説明 | 自転車に乗る若紳士。自転車はこのころが流行のはじまりだったが、まだものめずらしさの方が先立っていて、反感を持つ野次馬も少なくなく、このつぎの場面ではそういう連中に自転車が打ち壊されている。乗る人の恰好も二十年ほど後の自動車乗りのような、いかにも金のありそうな西洋風。黒の中山高帽にフロックコート、ズボンは膝下3インチのライダースパンツ、そのころ好まれた横縞のハイソックスに黒靴、というハイカラ拵え。初期の自転車にはチェーンがなく、前輪についた車輪で漕いだため、スピードを出すには前輪がひどく大きくなり、まだ女性が乗れるようなものではなかった。もちろんこの挿絵にはかなりの誇張がある。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | D01-118 |
| 出典資料 | 都新聞 |
| 発行年月日 | 1889(明治22)年1月10日号 3面 |
| 小説のタイトル | 二重の面影(5):写出す、写真舗頭の混雑(下) |
| 作者 | 名取胡蝶(生没年不詳) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | G78:[自転車] Wbo:[かぶり物一般;帽子] Pov:[オーバーコート(外套)] Wkus:[靴下] Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き] D2so:[束髪(前期縦型の)] D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)] Vhan:[半襟] D012:[男の子(小学生くらい)] D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬] |
| 時代区分・年代 | 19世紀後半;1889(明治22)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 中山帽;フロックコート;ライダーズパンツ;横縞の靴下;男児洋服;髪飾り |
| 男女別 | 男性;女性;男児 |
| 体の部分 | 全身;坐臥 |