近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪の久宝寺町にある中粋堂という新聞雑誌売捌店と、その辺りの人通り。この日の本文は物語の筋から離れて、饗庭篁村の弟である作者の三昧道人、挿絵の田口年信、また当時の文芸雑誌等の出版事情など、楽屋落ちめいた内容。古い絵双紙屋のつくりそのままらしい当時の書店がわかる。左端の、大荷物を背負っている中国服は、神戸辺りから出てきた中国人商人か。この時代、中国人貿易商の中には富裕な人も多く、土地では畏敬の目で見られてもいた。その前の、つくね髪の子守りっ子に負われている子の頭は芥子(ケシ)坊主。その背後に、前後の車輪の大きさがちがう初期の自転車に乗った、西洋人らしい女性。黒羽織にお高祖(コソ)頭巾の女がちょいと振り返っている、紺の股引に半纏着の勇みらしい男などなど。(大丸 弘)
ID No. D01-004
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1889(明治22)年1月14日号 3面
画家・撮影者 田口年信(二代目年信)(白井勝沅)(修斎国泰)(仙斎年信(二世))(1866-1903)
小説のタイトル 指環(11)
作者 宮崎三昧(三昧道人)(1859-1919)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jsi:[街・集落の景況;行き来の人の姿]
D011:[男の幼児(だいたい就学以前)]
Wzu:[頭巾;覆面]
D4ji:[人力車夫]
D4yu:[郵便配達夫]
G790:[人力車]
時代区分・年代 19世紀後半;1889(明治22)年
国名 日本
特定地域 大阪;久宝寺町
キーワード 中国人;芥子坊主;御高祖頭巾;おこそ頭巾
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像