| 説明 | 『人鬼』は時代ものだが、きもののひだの有り様の参考として紹介しよう。後添いの後家の身分で役者買いに身を入れすぎ、婚家を離別された人妻。横たえた三味線の撥(バチ)をなぶりつつ身の行く末を思い悩んでいる。家着の元禄袖の綿入きものに黒繻子の細帯、裾を曳いた和服の布の量の大きさが、ワンピースで転がっているのとは違う、女のからだの想いを表している。和装は畳の上にこうして身を横たえて、ひとつのすがたになりうる。この女はやがて葭町の比丘尼屋に身を売った。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | CH1-044 |
| 出典資料 | 都新聞 |
| 発行年月日 | 1894(明治27)年12月2日号 1面 |
| 画家・撮影者 | 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905) |
| 小説のタイトル | 人鬼(8) |
| 作者 | 渡部乙羽(1869-1901) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)] Qkas:[絣] D805:[やすらぎ・くつろぎの表現;不作法な姿 ex.座る,あぐら,横たわる,喫煙,こたつにあたる] Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル] |
| 時代区分・年代 | 19世紀終わり;1894(明治27)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 矢絣のきもの;裾の袘(ふき);頬杖を突く;三味線;撥(ばち);煙草盆;長煙管(きせる) |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 全身;横臥 |