近代日本の身装文化(身装画像)
説明 本文とはかなり違う挿絵になっているが、見知らぬ男につきまとわれている娘の不安を表現している。和服はこれ以上はないくらい単純な構造だが、おとなものには付紐もボタンもないから、着るのに多少の手間や工夫が要る。とりわけ女物は、はしょりをもつようになったため、腰紐を締めながら、たっぷりした襞をかかえこむプロセスがある。着上がる前の、たいていは自分ひとりの姿見の前の時間にすぎないが、一般に狭く、プライヴァシーも気にしなかったその頃の家や、夫婦ふたりの暮らしであれば、それも人目にさらされるだろう。美しいきものを身にまとうことのよろこびと、人の目を意識している小さな羞じらいとを、この姿は表現している。(大丸 弘)
ID No. CH1-045
出典資料 都新聞
発行年月日 1904(明治37)年5月12日号 3面
小説のタイトル 鷹丸(22)
作者 遅塚麗水(1866-1942)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
D0ro:[露出;シースルー]
Vhao:[羽織]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 富士額;乳房の露出;黒紋付き羽織;羽織紐;帯に手を差し入れる;物思い
男女別 男性;女性
体の部分 全身