近代日本の身装文化(身装画像)
説明 犯罪事件に巻き込まれた娘義太夫の太夫が、思い悩んでいる場面。太夫の娘島田はずいぶん乱れている。束髪とちがって、油をじゅうぶん用いる日本髪からこれだけ落ち毛があるのは、袖に手を隠し、小首をかしげて鬢(ビン=横髪)の簪(カンザシ)に手をやっているのと同様、太夫のいまの心の状態をよく表している。やがて洋髪が主流となり、一般にヘアスタイルが小さくなった1930年代(昭和戦前期)以後には、女性が人前で髪に手をやるしぐさは目立たなくなった、といえるだろう。しかし小首を傾けて、髪に手をやるコケットリーがなくなったわけではない。(大丸 弘)
ID No. CH1-023
出典資料 都新聞
発行年月日 1895(明治28)年8月7日号 1面
小説のタイトル 探偵実話 娘義太夫(94)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
Vka:[掛襟]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 19世紀終わり;1895(明治28)年
国名 日本
キーワード 娘島田;黒襟;髪に手を遣る;火鉢;ランプ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥