近代日本の身装文化(身装画像)
説明 庇髪がもっとも大きくなり、また分け前髪がはじまった時期。左のふたりはそんな流行の髪を結っているいい暮らしの奥様。向こう側の貧しい女は、自分でぐるぐるといぼじり巻(疣毟巻)にして簪(カンザシ)でとめ、髷の根に安物の櫛を挿している。1882年頃(明治中期)の束髪フィーバーの指導書や案内書が、口をそろえて西洋の束髪を紹介するが、「以前からあるわが国の束髪については説明を省く」といっている束髪とは、このようないぼじり巻のようなものを指したはず。このとき流行に遅れまいと吉原の花魁(オイラン)たちがした束髪は、さすがにこの種の和風束髪だったようだ。「娼妓羽衣 その外ともすべて髪は当時流行のイボジリ結びに仕立て(……)」(「洋装の娼妓」読売新聞 1885年10月1日)。(大丸 弘)
ID No. CH1-014
出典資料 時事新報
発行年月日 1916(大正5)年7月9日号 5面
画家・撮影者 北沢楽天(1876-1955)
小説のタイトル 時事漫画 六億と七おく
作者 北沢楽天(1876-1955)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G70:[電車;汽車]
Jno:[乗り物の中]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D2:[ヘアスタイル]
Vhan:[半襟]
Vhi:[被布]
Vhao:[羽織]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード 分け前髪;疣毟巻(いぼじりまき);いぼじり巻;扇子
男女別 女性
体の部分 全身;上半身;坐臥