近代日本の身装文化(身装画像)
説明 胸にいろいろと心配事を抱えて、男の隠れている朋輩芸者の家に駈けこむ芸者。雛妓(オシャク)を一緒に連れている。手に三味線を持つようなときではないから、女は右の手でむんずと褄を引きあげて赤い長襦袢の下の白い湯文字(ユモジ)を見せ、左手は懐手して肘を張っている。こういう恰好はいかにも芸者風の凄みがある。髪はもちろん芸者島田、履いている下駄はノメリの塗り下駄で小町型という。雛妓の履いているのはぽっくり。画面の後に横丁から出てきたパン屋が見える。大きな太鼓を叩いているので弘め屋のようでもあるが、背中に荷をしょっているので、宣伝販売か。(大丸 弘)
ID No. C21-055
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1888(明治21)年10月9日号 3面
小説のタイトル 貧福(28)
作者 宇田川文海(半痴居士)(1848-1930)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2sim:[島田;高島田]
Vka:[掛襟]
Vna:[長襦袢;襦袢]
Vkos:[腰巻]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
D3fu:[懐手]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1888(明治21)年
国名 日本
キーワード 芸者;芸者島田;黒襟;褄取り;湯文字(ゆもじ);ふところ手;小町下駄;のめり下駄;雛妓(すうぎ);半玉(はんぎょく);おしゃく;木履;ぽっくり下駄;パン屋;太鼓
男女別 女性
体の部分 全身;群像