近代日本の身装文化(身装画像)
説明 上野駅構内で福島方面行きの列車を待つ人々。第7回では磐梯山噴火のニュースに気もそぞろな主人公が、仕込みの金二百円の入った鞄をひったくられた場面。盗んだ掏摸(スリ)は盗品を手早く仲間に渡してしまったので、騒ぎ立てる主人公に居直ってかえって脅しつける始末。掏摸の恰好は本文には「高帽を被りたる一個の男」とあるだけだが、挿絵では白絣に絽の羽織を短く着てヘルメットを戴いている。薄物の下のきものの描きようには決まった手法があるが、この挿絵の時代はまだ不器用で破れ穴のように見える。次の第8回は列車の入ったホームの場面。見送りの人もいるらしい前回とちがって、人々の身なりには旅装らしい、いくぶん改まった感じがある。左方の二人の女性がいずれもこの時代らしい束髪。(大丸 弘)
ID No. C21-031
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1888(明治21)年8月5日号 3面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 虚無僧富士磐梯(こむそうふじいわおのかけはし)(7)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G3:[駅舎;空港]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Qkas:[絣]
Vhao:[羽織]
Vob:[帯]
Pu0:[アンダーウエア]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1888(明治21)年
国名 日本
特定地域 東京;上野
キーワード ヘルメット;飛白のきもの;薄物の羽織;竪縞のきものと羽織;格子のきもの;角帯;メリヤスシャツ;着流し;両刳りの下駄;のめり下駄
男女別 男性
体の部分 全身;群像
関連情報 C21-031, HC88-002