近代日本の身装文化(身装画像)
説明 洲崎遊廓の妓楼の朝。仕入に上京した福島県猪苗代町の呉服屋の息子が、仕入先の問屋の番頭たちに誘われて愉快な一晩を過ごした。なにげなく畳の上の新聞を手にとると、故郷の町に近い磐梯山の噴火が報じられているのに驚く。この年の磐梯山噴火は7月15日だから、この第6回の発表された日はそれから三週間も経っていない、リアルタイムのものがたり。洲崎遊廓もそれまでの根津遊廓が、近くに東京大学ができるというのでこの地に移転したのが、昨年の明治20年だった。新築の部屋というだけでなく、花魁(オイラン)の部屋としてはずいぶん凝った造作で、畳に敷物を敷きつめているなどは、当世成金趣味ともいえる。これが吉原などと対抗する洲崎の売物のひとつだったのかもしれない。(大丸 弘)
ID No. C21-030
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1888(明治21)年8月4日号 2面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 虚無僧富士磐梯(こむそうふじいわおのかけはし)(6)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H13:[(吉原などの)茶屋の座敷]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2ni:[日本髪一般]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3had:[肌脱ぎ;胸のはだけ・くつろげ]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 19世紀後半;1888(明治21)年
国名 日本
特定地域 東京;洲崎
キーワード 遊郭;成金趣味;竪縞のきもの;花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;長煙管(きせる);絨毯;新聞;うちわ;茶菓;茶器;違棚;違い棚;地袋;手箱;床の間;簀戸(すど);簾戸(すど);葦戸(よしど)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥