近代日本の身装文化(身装画像)
説明 ある華族家が、一族を招いての新年宴会を東京・芝の紅葉館で催した。中央の椅子に座っているのは当主の長女だが、昨年良人を喪ってから精神に異常をきたしている。右の女性はそんな姉を親身に介護している妹。左の二人は召使い。この作品は、婦人の社会的進出や男女の交際を鼓吹しようという意図があらわ。1810年代末(ほぼ明治20年前後)は、そのことと束髪・洋装とが、ひとつことのように受け取られていたようだ。二人の召使い――おそらく赤ん坊の乳母と小間使い――を含め、一族の内輪のものとはいえ、このような晴れの宴会というと、洋装であることが当然だったのか。この時代としてはめずらしい、銅版画による油絵風な陰影の強調のため、暗い画面になってしまっている。(大丸 弘)
ID No. C20-080
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1887(明治20)年1月11日号 2面
小説のタイトル 秀葉談(しゅうようだん)(1):紅葉館の新年会(上)
作者 大久保常吉(夢遊居士)(1853-1924)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D000:[乳児;赤ん坊]
時代区分・年代 19世紀後半;1887(明治20)年
国名 日本
特定地域 東京;芝;紅葉館
キーワード 華族;乳母;小間使い
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥