近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京・芝浦に住まって浅蜊(アサリ)の剥き身売りをしている一家の物語。零落した士族の父親が荷を担いで売って歩く剥き身は、十三歳になる娘が剥いているもの。第1回の図の娘はおばさんのように見えるが、「疱瘡のため嫁にも行きにくい醜い顔」に描いたものか。髪は一応前髪も付いた、蝶々かふくら雀風で、小さな櫛も挿している。病床にあるとはいえ、まだ三十前という母親がいるので、結ってもらえるのだろう。帯は引っ掛け風で、水のある土間なので高歯の足駄を履いている。商いに出ている父親は、腰切りの刺子のきものに三尺帯を前で結び、その下に着た紺のきものは腿の上で端折り上げて、膝に継ぎのある股引を見せている。足元は草鞋。(大丸 弘)
ID No. C19-106
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1886(明治19)年1月31日号 2面
小説のタイトル 磯の若菜(2)
作者 高畠藍泉(三世柳亭種彦)(聴香楼主人)(1838-1885)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vtas:[襷]
Qsa:[刺し子]
Vob:[帯]
Vmom:[股引]
Ets:[つぎ;繕い]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
特定地域 東京;芝浦
キーワード 浅蜊(あさり)のむきみ売り;三尺帯;ぞうり
男女別 男性
体の部分 全身
関連情報 C19-105, C19-106