近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この日のストーリーとは関係なく、主人公の品川廓の遊女君里のイメージ画。花魁(オイラン)の髪型にはいくつかの種類があるが、特色のひとつは、中にたくさんの入れ毛を入れて非常に大きく膨らませること。その入れ毛の名から、一般に赭熊(シャグマ)と呼んだ。もうひとつの特色はたくさんの櫛、簪(カンザシ)、笄(コウガイ)、とくに大きな笄を、まるで後光のように挿すこと。衣裳は何枚もの長襦袢に大きな帯を前結びにし、いちばん外に幅広の掛け襟のある打掛けを羽織る。打掛けは廓では「しかけ」と呼んだ。これは芸者でいえば出の衣裳なので、座敷に入るとじゃまなものは取り去る。この絵で、花魁のそばにいるのは世話役の遣り手、廊下に立っているのは使い走りをする禿(カムロ)。(大丸 弘)
ID No. C19-109
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1886(明治19)年3月18日号 2面
小説のタイトル 春雨物語(10)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ni:[日本髪一般]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vka:[掛襟]
Vuc:[打掛]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
特定地域 東京;品川
キーワード 遊廓;花魁(おいらん);娼妓;遊女;女郎;赭熊髷(しゃぐままげ);赤熊髷;笄;仕掛け;遣り手婆(やりてばば);禿(かむろ)
男女別 女性;女児
体の部分 全身