近代日本の身装文化(身装画像)
説明 羽織落しというのは、着ている羽織がうっかり肩からずり落ちることをいい、歌舞伎の舞台の上での与三郎の羽織落しが有名だ。この男性の佇まいは、まさにそんな場面。
世話物の人気作『与話情浮名横櫛』は、いまでは「イヤさお富」の源治店の場ばかりがよく知られている。その一幕目では、江戸の紺屋の伜与三郎が不行跡のため勘当され、身を寄せた木更津の浜辺で、赤間源左衛門の妾お富に出逢う。お富の仇姿に見とれた与三郎は、羽織が脱げ落ちたことにも気づかない。実際そんなことがあるものかどうか判らないが、歌舞伎では、羽折って着ている羽織や打掛を、肩から滑らせるという演出があるらしい(伊原青々園「明治座の二の替わり」都新聞 1904/10/22(3)。(大丸 弘)
ID No. C19-042
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1886(明治19)年10月24日号 3面
小説のタイトル 色かえぬ峰の松錦なす岸の楓 新編旅日記(5) 出発のなみだ
作者 古川魁蕾子(古川魁蕾士)(古川魁蕾史)(古川精一)(鬼斗生)(斗鬼生)(1854−1908)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vhao:[羽織]
時代区分・年代 19世紀後半;1886(明治19)年
国名 日本
キーワード 羽織落とし;竪縞のきもの;竪縞の羽織;のめり下駄;堂島下駄
男女別 男性;女性