近代日本の身装文化(身装画像)
説明 氷店の客と給仕の女。客の男は薩摩絣風のきものに博多の帯、小紋の紋付羽織で、夏だというのに白足袋に堂島風の下駄、という決まった身なりの田舎大尽。なんとなく品がないのは、ひとつには縁台に座る人がよくやる片脚を上げたあぐらのせいもあり、新井芳宗のマンガチックな絵柄のせいもあるだろう。かき氷は、開化の庶民の食べ物の中では人気のあったもので、葦簀張り(ヨシズバリ)に氷と染め出した小旗を出した氷店は、昭和三十年代くらいまでも続いた夏の風物詩だった。足元が板敷きになっているのは、絵師がわざと芝居がかりに描いたもので、当時の人の芝居好きに迎合したもの。(大丸 弘)
ID No. C18-052
出典資料 自由灯
発行年月日 1885(明治18)年2月17日号 3面
画家・撮影者 二代目歌川芳宗(一松斎芳宗)(新井芳宗)(1863-1941)
小説のタイトル 玉菊
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H12:[大衆的飲食店;居酒屋;バー;カフェ]
Qkas:[絣]
Vhao:[羽織]
Vta:[足袋]
Wge:[下駄;クロッグ]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
時代区分・年代 19世紀後半;1885(明治18)年
国名 日本
キーワード 氷店;かき氷;薩摩絣風;飛白風;紋付き;博多帯;白足袋;堂島下駄風;うちわ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥