近代日本の身装文化(身装画像)
説明 右は窩主買い(ケイズカイ=盗品売買)の悪党、左は大泥棒の女房で、銭湯からの帰りの道でばったりであった場面。場所は東京・下谷の万年町と言うが、これは画家のミスと言ってもよいはず。万年町は当時有名なスラムで、こんな門構えの家があるわけはない。男は鞄を提げているのが見えるが、仕事柄二重廻しの下には品物が隠しているのか、ひどく着ぶくれている感じ。被っているのは流行の猟虎帽(ラッコボウ)。女は湯道具を抱えて濡れ手拭いを提げ、半纏を羽織っている。横櫛を挿している髪は洗い髪のようだが、この時代女が髪を洗うのは月に一遍もあったかどうかだから、いつもこんな髪をしているのかもしれない。(大丸 弘)
ID No. C18-018
出典資料 今日新聞
発行年月日 1885(明治18)年2月25日号 3面
小説のタイトル 袖の掏摸合(6)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ya:[やくざ;博徒;ギャング]
Vhat:[半天;どてら]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
D1se:[洗髪;洗い髪]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
時代区分・年代 19世紀後半;1885(明治18)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード ラッコ帽;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント]
男女別 男性;女性
体の部分 全身