近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉土蔵荒らし、いわゆる家尻(ヤジリ)切りを仕事とする盗賊が、名古屋近辺を荒らしてはその金で遊び回っているうちに、土地の小盗人と知り合ってこれを配下にする。右側の主人公は懐の豊かな紳士風。商人の旦那風に拵え、黒いフェルトの高帽。重ね袷に博多の角帯、帯の上に懐紙を見せているのはやや古風だが、黒の短羽織に小さな首巻をまき、この時代にはまだ高価な口金の付いた鞄を提げて、黒羅紗の鼻緒ののめりの下駄を履く。左の土地者のやくざは斬髪を無造作に七三分けし、派手な裏の付いた子持大名縞の丹前風の袷に三尺帯を締め、豆絞りの手拭いを肩に掛けて、一方の手だけを懐に入れて突き袖をしているらしい。きものの片裾を少し引き上げて帯に挟み、草履ばきの、遊び人風。(大丸 弘)
ID No. C17-055
出典資料 開花新聞
発行年月日 1884(明治17)年1月9日号 3面
小説のタイトル 緑のはやし(5)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
Vhao:[羽織]
Wka:[鞄]
Wge:[下駄;クロッグ]
D4ya:[やくざ;博徒;ギャング]
D4fu:[扮装;仮装]
D2ot:[男の髪型]
D3fu:[懐手]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wzo:[草履;草鞋]
時代区分・年代 19世紀後半;1882(明治15)年
国名 日本
特定地域 愛知;名古屋
キーワード 旦那風;山高帽子;首巻;博多帯;懐紙;黒の短羽織;黒羅紗の鼻緒;のめり下駄;堂島下駄;革かばん;やくざ風;七三分け;子持ち大名縞の丹前風袷;三尺帯;突き袖;豆絞りの手ぬぐい;ぞうり;ふところ手
男女別 男性
体の部分 全身