近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉挿絵とこの日の本文とは関係ない。東京下町の祭礼の有様。向こうには子どもらの担ぐ樽御輿が見える。ふたりの男は派手な祭の衣裳。たいていはその年その年に新調する町内の揃いの法被や浴衣で、祭りが済めば着られないような派手な柄が多かったから、貧乏人にはけっこうな費えだった。右側の、花笠を手にした紺の腹掛股引の男は、町の名入りの掛け襟のある巴柄の半纏。左側の頬被り、足袋はだしの、丸団扇を持った男は、荒磯柄の浴衣を尻からげして、新しく剪った、真っ白な晒しの褌(フンドシ)の前を大きく見せている。左隅、蝙蝠傘を差すヒロインの母親は、四十という年相応の低い丸髷を結い、紺絣のきものに帯は結び下げ。まだ肩揚げのある娘は銀杏返しに結って、帯は角出し風。(大丸 弘)
ID No. C16-104
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1886(明治19)年10月2日号 2面
画家・撮影者 歌川国松(一龍斎国松)(1855-1944)
小説のタイトル 封文恋紅筆(ふうじぶみこいのべにふで)(38)
作者 右田寅彦(柳塢亭寅彦)(1866-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jmt:[祭りの群衆;Brughel的・桃山屏風的情景]
D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
Wkab:[笠]
Vhat:[半天;どてら]
Vmom:[股引]
Wzo:[草履;草鞋]
Vyu:[ゆかた]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Pfun:[下ばき;ふんどし]
Vta:[足袋]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
Qkas:[絣]
D2ma:[丸髷]
D2ic:[銀杏返し]
Vkat:[肩揚げ]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 下町;お祭り;樽神輿;花笠;腹掛け;巴柄の半纏;ぞうり;頬被り;頬かぶり;荒磯柄の浴衣;足袋跣(たびはだし);褌(ふんどし);丸うちわ;紺飛白のきもの;結び下げ;角出し結び;洋傘;蝙蝠傘;こうもり傘
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像