近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉寺の境内で墓参りの人相手に花や線香を売っているお婆さん。洗い張り仕立物の看板も出しているし、いまはマッチの箱貼りの手内職もしているという働き者で、立ち寄った所化――修行僧にへそくり金を貸してくれとからかわれている。坊さんの履いているのは差歯の日和下駄。差歯の下駄はもともとぬかるみ用の高下駄だったのが、だんだん低いものになって日和の日にも履くようになった。お婆さんのかたわらには屏風と障子の中間のようなものが立てかけてある。風除けになって暗くもならないよい工夫。茶室の掛け障子に似ているが、ほかに例があるだろうか。(大丸 弘)
ID No. C16-100
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1886(明治19)年8月24日号 3面?
画家・撮影者 歌川国松(一龍斎国松)(1855-1944)
小説のタイトル 封文恋紅筆(ふうじぶみこいのべにふで)(4)
作者 右田寅彦(柳塢亭寅彦)(1866-1920)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D007:[女の老人]
D4so:[僧侶;神官;聖職者]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年
国名 日本
キーワード 境内;上り框(あがりかまち);線香;供花;掛け障子;土瓶;日和下駄;マッチの箱貼り
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥