近代日本の身装文化(身装画像)
説明 互いに跡取り息子と跡取り娘のため添うことができず、信州から身寄りを頼って東京に駈け落ちしてきた若い二人が、神田の旅人宿の門口に立っている。前にいるのはこの宿の雇い人。この時代、田舎者というとチョン髷を結わせているのが通例。まだ赤ゲットのような開化は信州の片田舎には及んでいないか、黒い縁のついた茣蓙を背負い、菅笠を手にもち、紺の脚絆に草鞋がけ。女の方は裾を端折って白い湯文字(ユモジ)を見せ、手拭い被りで草鞋がけ。二人とも竹の節の見える杖をつく。この絵では二人の荷物が見えないが、それは男が振り分けにしているのだろう。駆け出し同様の旅だから、というわけからでもなく、この時代は長旅でも、一,二枚の着替えでもあれば上等だった。(大丸 弘)
ID No. C15-035
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1882(明治15)年5月12日号 3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jkp:[カップル(親子・夫婦・恋人・友人など)]
D5ry:[旅装;旅姿;旅装束]
D2ch:[丁髷]
Wkab:[笠]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Wzo:[草履;草鞋]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
時代区分・年代 19世紀後半;1882(明治15)年
国名 日本
特定地域 東京;神田
キーワード 駆け落ち;宿屋;菅笠;茣蓙(ござ);手ぬぐいかぶり;湯文字(ゆもじ)
男女別 男性;女性
体の部分 全身