近代日本の身装文化(身装画像)
説明 心中し損ないの大身代の娘に目をつけた男が、紙問屋の若旦那と偽って娘に言い寄る。障子の蔭で首尾を窺っているのは男の手引きをした女。男は明治初めに流行した南部縞のきものに七子(ナナコ)の羽織。七子あるいは七々子、魚子とも書く。魚の鱗状の細かいつぶつぶのある織で、しゃれた羽織地として明治中期まで好まれた。男に背をもたせて片手をつき、恥ずかしげに襦袢の袖口を口にくわえるポーズは、女性もまたじゅうぶんその気のある場合で、舞台でもひとつの定型になっている。女の髪は東京風の根下がり島田とあるが、芸者の結う潰し島田と髷の場所は似ていて、膨らみがずっと大きい。(大丸 弘)
ID No. C15-033
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1882(明治15)年3月24日号 3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2sim:[島田;高島田]
Vka:[掛襟]
Vhao:[羽織]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 19世紀後半;1882(明治15)年
国名 日本
キーワード 障子;お嬢様;根下がり島田;黒襟;南部縞のきもの;魚子(ななこ)の羽織;袖の扱い;袖を噛む
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥