近代日本の身装文化(身装画像)
説明 主家に尽くした雇い女の美談。紙面が不鮮明で記事の内容が十分にはわからない。大阪府下の商家に奉公した下女が、主人の亡き後、身寄りのいなくなった忘れ形見の幼女をわが力一つで育て上げた。少女はもちろん肩揚げがあるが、髷はもう娘風にしているので十三,四にはなるのかもしれない。幕末からこの頃までの髪は前髪が小さく、ほとんど目立たないものもある。右手で褄を引きあげ、左の手先は袖に隠してなにかの様子をし、それに手を添えて下女が優しく微笑んでいるのは、踊りの所作でも教えているのか。大きな掛け襟に下げ帯にしている下女の方は、眉を剃り、歯を染めてすべて既婚の女の姿。髪は版がかすれてわからないが、髱(タボ=後ろ髪)を下げず、御殿女中のように後に突きだしている。上方風だが、淫らな風に見えないという心がけもあるか。(大丸 弘)
ID No. C12-002
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1879(明治12)年1月25日号 3面
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2ni:[日本髪一般]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
Vob:[帯]
Vkat:[肩揚げ]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
H20:[炉・レンジ、およびその周辺;水場まわり]
時代区分・年代 19世紀後半;1879(明治12)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 眉落とし;黒襟;下げ帯;台所
男女別 女性;女児
体の部分 全身;坐臥