近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉新橋から横浜に向かう汽車の車中。この年になると大森、川崎、鶴見、神奈川駅が開業し、12月には新橋・品川間は複線化する。車室は一,二,三等に分かれていたが、挿絵はおそらく三等の車室を念頭に描いたものだろう。風呂敷包みを背負った旅装束のような人物もいる。鉄道のなかった時代には江戸から横浜までも丸一日を要する旅だったが、画中の人物は三十分くらいで着く横浜から先、まだむかしながらの長い道中が待っていた上方を目指す人たち。そのなかで鍔(ツバ)広のシャッポを被り、薩摩絣のきものの袖先からメリヤスのシャツの折り返した袖口を覗かせ、ケットを纏って不作法に横になっている書生が目立つ。(大丸 弘)
ID No. C09-005
出典資料 都新聞
発行年月日 1900(明治33)年7月7日号 3面
画家・撮影者 松本洗耳(1869-1906)
小説のタイトル 実譚 江戸さくら(97)
作者 渡辺黙禅(1870-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G70:[電車;汽車]
G7:[乗り物(車内を含む)]
Jno:[乗り物の中]
D5ry:[旅装;旅姿;旅装束]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Pu0:[アンダーウエア]
時代区分・年代 19世紀後半;1876(明治9)年
国名 日本
特定地域 東京;神奈川;横浜
キーワード 書生;ケットを着る人;メリヤスシャツ;シャツの袖口
男女別 男性;女性
体の部分 上半身;群像