近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉悪者に手ひどく痛めつけられて倒れていた老人を、来かかった巡査が介抱する、という場面。巡査のポーズは芝居がかり。巡査は警棒を携え角灯を提げている。巡査がこの時代に用いた武器としての警棒は「官棒」と呼んだがあまり威力がなく、1883(明治16)年には廃されて帯剣するようになる(→年表〈事件〉1883年1月 「巡査の官棒を廃す」報知新聞 1883年1月10日2面)。また大阪では夜間巡行のさいに靴を草履に変えたことがある(→年表〈現況〉1880年2月 「夜警巡査の靴」朝野新聞 1880年2月7日2面)。それは靴音が相手に悟られやすいため。また角灯が一時丸提灯に代えられたことがあった(→年表〈事件〉1881年1月 「巡査の夜間巡行時、丸提灯を携行」大阪朝日新聞 1881年1月4日2面)。この理由はわからない。警察の制度とともに警官の装備もめまぐるしく変わった。(大丸 弘)
ID No. C08-035
出典資料 東京絵入新聞
発行年月日 1886(明治19)年?月19日号 3面
小説のタイトル 懸想文春の曙(26)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4ke:[警察官;目明かし]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
D017:[男の老人]
Wge:[下駄;クロッグ]
時代区分・年代 19世紀後半;1875(明治8)年
国名 日本
キーワード 巡査;警棒;官棒;角灯
男女別 男性
体の部分 全身