近代日本の身装文化(身装画像)
説明 〈遡及資料〉団扇太鼓を叩いて人の家の前に立ち、喜捨を求めているのは日蓮宗の女の巡礼。実は入婿の夫に家宝を奪われた妻が、巡礼に身を窶(ヤツ)して家宝の脇差(ワキザシ)を探索している。眉を落とし切り髪となった妻は、きものも襦袢も蹴出し(湯文字(ユモジ))も脚絆も足袋もすべて白木綿で、褄からげをし、腰に頭陀袋(ズダブクロ)を入れた腰包を巻きつけているが、これは僧侶の風で、行脚の僧は所持品を肩に負わず腰に巻いているのがふつう。左側、丸髷を結い眉を落とした酒屋のお内儀は、小腰を屈めて片手は軽く膝に当て、おひねりを盆にのせて差し出す。(大丸 弘)
ID No. C08-009
出典資料 都新聞
発行年月日 1902(明治35)年1月15日号 1面
画家・撮影者 富岡永洗(藻斎永洗)(1864-1905)
小説のタイトル 中山霊験:九寸五分(19)
作者 伊藤厭花(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G01:[店舗 ex.店構え全景,出入りする客,従業員]
G014:[飲食店;料亭]
D4ju:[巡礼者]
D2da:[女性断髪]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wkya:[脚絆;脛覆い]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
D2ma:[丸髷]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
Vka:[掛襟]
Wmae:[前掛;エプロン;割烹着]
時代区分・年代 19世紀後半;1875(明治8)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 団扇太鼓;眉落とし;湯文字(ゆもじ);褄絡げ;白足袋;白の脚絆;ぞうり;腰包;酒屋の内儀;黒襟;おひねり
男女別 女性
体の部分 全身