近代日本の身装文化(身装画像)
説明 若いタイピストのアパート暮らし。この時代はそのことだけで新鮮さがあった。この時代の一人暮らしのアパートは六畳というのは良い方で、四畳半がふつう、三畳というのも多かった。このヒロインの住んでいる部屋は水道も引いてあるので上等な部類、流しの前の板敷きも入れて六畳はあるのだろう。水道が引いてあれば身体を拭くことはできる。しかし、それを鍵穴から覗かれた、というところにも部屋の狭さが察せられる。彼女は猿股を穿いている。女性の下穿きはふつうは「ズロース」と呼んだ。挿絵でも細いゴム入りの、だぶついたトランクスで、drawers(ドロワーズ)系統の形のものであることがわかる。次の年に、有名な白木屋の火事があった。女性が下穿きを穿くようになったのはそれ以後だ、などというのはもちろん俗説で、昭和の初め頃でもデパートなどで下穿きはよく売れていた。(大丸 弘)
ID No. B08-094
出典資料 都新聞
発行年月日 1931(昭和6)年2月1日号 9面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 都会の子たち(11):恋愛猟人(4)
作者 春海宏(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4sho:[職業婦人]
D2da:[女性断髪]
Pu0:[アンダーウエア]
D0ro:[露出;シースルー]
D5ne:[寝巻;ナイトウエア]
時代区分・年代 20世紀前半;1931(昭和6)年
国名 日本
キーワード タイピスト;下穿き;猿股;ズロース;裸体;ヌード;手で胸を隠す;寝間着
男女別 女性
体の部分 上半身