近代日本の身装文化(身装画像)
説明 パトロンを持って身分不相応な贅沢をしている女性。同級生の兄がまだ大学生なのだから、彼女もせいぜい二十歳だろう。この時代、この年頃の女性は思いきって胸高に帯を締めたが、帯揚げをここまで強調するのは、あまり上品な趣味とはされなかった。髪は七三の耳隠し、片耳隠しかもしれない。場所はイタリア・オペラ上演の日の帝劇の廊下。背景にギャルソンヌ風の女性が何人か見える。それぞれの目立ち方、華やかさはちがうが、洋装の女性たちとこの和装のヒロインとが廊下を行き交う情景は、美しい見ものだったにちがいない。(大丸 弘)
ID No. B05-184
出典資料 万朝報
発行年月日 1928(昭和3)年7月29日号 4面
画家・撮影者 吉田真里(生没年不詳)
小説のタイトル 麗人苦(17):パトロン(5)
作者 水守亀之助(1886-1958)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D2sit:[七三;女優髷]
D2mi:[耳隠し]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀前半;1928(昭和3)年
国名 日本
キーワード 帝劇;ギャルソンヌスタイル
男女別 男性;女性
体の部分 上半身;群像