近代日本の身装文化(身装画像)
説明 初日の満員の劇場の中をぶらついている舞台監督と座付き作者の脚本家。「二人は同じ型の黒い天鵞絨の服を着ていた。服の胴にはバンドが付いて居た。二人とも頭の髪を長くして其の頂辺に曲げ物の型をした同じ布地の帽子を載せて居た」と、脚本家が舞台監督をそっくり真似ているため、まったく同じ恰好。左側の大きい方が監督で、大きく広がった派手なウイングタイを結んでいるから、脚本家の方もそうなのだろう。作者の佐藤紅緑は、曲げ物の型をした帽子、と言っているがこれはトルコ帽。ウエストバンドの付いたビロード地のブレザーも、縦縞のチョッキも、無造作風のネクタイも、長髪も、サラリーマンパターンで発展してきた標準的スーツスタイルとはちがう、ヴァガボンド風。とくにこの時代の舞台関係者などには、プロレタリア演劇の関係から、ルバシカ(ルパシカ)などロシア風も見られた。(大丸 弘)
ID No. B03-075
出典資料 読売新聞
発行年月日 1926(大正15)年12月26日号 4面
画家・撮影者 須藤しげる(須藤重)(1898-1946)
小説のタイトル 半人半獣(5):楽屋(5)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D2ot:[男の髪型]
Psu:[スーツと附属品]
Wne:[ネクタイ;ネックバンド]
時代区分・年代 20世紀前半;1926(大正15)年
国名 日本
キーワード 舞台監督;脚本家;トルコ帽;長髪;ブレザー;チョッキ;ベスト
男女別 男性
体の部分 上半身