近代日本の身装文化(身装画像)
説明 愛する人の冤罪を知った歓び。「天に向かって歓声をあげたくなった。何処でもいい、思いきり大声をあげて、両手を力一杯振りまわしながら、飛んで、飛んで、何処までも飛んで行きたくなった」という本文のままに画家は挿絵を描いている。この場合のようになりもふりも構うことなく、しかも頭の中だけの思いであればべつになんの問題もないが、現実には袂のある和服を着て両手を差し上げることはむずかしく、美しいものではない。女学校で生徒に袴を穿かせる理由のひとつは、体操の時間があるためだが、下半身はよいとして、体操の演目には必ず両手を差し上げる運動があって、ずり落ちた袖の袂が絡んだ恰好はあまり見よいとはいえない。長い袂を持つ女のきもので、上げた袖が見よいのは、せいぜい被った笠の前を差し上げる姿までだろう。(大丸 弘)
ID No. A23-133
出典資料 万朝報
発行年月日 1923(大正12)年5月29日号 4面
画家・撮影者 斎藤五百枝(1881-1966)
小説のタイトル 暁の空へ捧ぐ(109):復讐の時(7)
作者 野村愛正(1891-1974)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D803:[よろこび・親しみ・愛嬌・合歓の表現 ex.握手,抱擁,キス,ベッドシーン,pornography]
Vfu:[振袖;袂]
時代区分・年代 20世紀前半;1923(大正12)年
国名 日本
キーワード きもの姿で飛ぶ
男女別 女性
体の部分 全身