近代日本の身装文化(身装画像)
説明 父親に妾がいることを知り、その家まで突き止めた年ごろの娘。大きな耳隠しの洋髪に結って眼の縁を隈どったモダンガールの娘は、そんな父親をおもしろがるだけで、むしろ利用しようという風に頭が回る方。第59回ではお妾さんと、第63回では妾宅で父親と向き合っている娘はほっそりした首が目立ち、ガブリエル・シャネルが若いときのじぶんについて誇っているように、この時代、襟あしの白粉の白さなどより、この華奢な細さ自体がチャームポイントだったことを暗示している。お妾さんは奥様風の島田髷。島田ばかりでなく、囲われものという存在自体がそろそろ古風になりはじめていて、それをまた情緒としてよろこぶ紳士や旦那衆の多かった時代。(大丸 弘)
ID No. A23-119
出典資料 やまと新聞
発行年月日 1923(大正12)年7月8日号 1面
小説のタイトル 夢見る人々(59):第三妾(4)
作者 吉井勇(1886-1960)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2mi:[耳隠し]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D2ni:[日本髪一般]
D2sim:[島田;高島田]
Psu:[スーツと附属品]
時代区分・年代 20世紀前半;1923(大正12)年
国名 日本
キーワード 髪飾り;お太鼓結び
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A23-119, A23-120