近代日本の身装文化(身装画像)
説明 本編のヒロインである姉妹は髪をいつも耳隠しにしている。第11回は未婚の妹。第12回,第159回は結婚している姉。年齢はどちらも二十歳を過ぎたばかり。挿絵からも推察されるとおり、軍人の家に育って、躾の行きとどいた、心優しい女性たちだ。この二人の耳隠しに、なにひとつエキセントリックなものは感じられない。二人の髪にはアイロンできれいにウエーブが作られている。耳隠しはウエーブをつけた洋髪のひとつのスタイルで、日本髪や束髪が髪を上げて結うのに対し、首筋に向かって髪を下ろす、という点にそれまでになかった斬新さがある。耳隠しがひどく嫌われ、攻撃されたのは片方の耳だけを隠すスタイルの奇抜さのためだった。髪で両耳を覆う顔立ちには、なんの風変わりの印象もない。(大丸 弘)
ID No. A22-043
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1922(大正11)年11月29日号 7面
画家・撮影者 幡恒春(1883-1944)
小説のタイトル 永遠の謎(159)(16(6))
作者 長田幹彦(1887-1964)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2yo:[洋髪;ウエーブ]
D2mi:[耳隠し]
時代区分・年代 20世紀前半;1922(大正11)年
国名 日本
キーワード アイロンウェーブ
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A22-037, A22-038, A22-043