近代日本の身装文化(身装画像)
説明 親しい家の少年の中学入学祝いも兼ねた家庭内のパーティー。十歳くらいの少女が琴を弾く。琴爪を嵌めている少女はまだうすら寒い春の夜なので、大きな柄の羽織を羽織っている。それはたぶんこの頃女の子に愛された、輸入ものの華やかなメリンス柄だろう。ヘアバンドにつけた大きなリボンも少女たちに熱愛された。小学生がヘアバンドにつけるようなものは単色の安物だったが、女学生や、もっと大きな娘が髷につけるのは主にフランス産の舶来品だった。精緻なリボン織機はまだ日本にはなかったのだ。その美しさに魅せられた娘の中には、リボンの年頃を過ぎると半襟としてそれを利用する者もあった。(大丸 弘)
ID No. A22-026
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1922(大正11)年2月2日号 7面
画家・撮影者 森田ひさし(森田久)(生没年不詳)
小説のタイトル 懸賞小説一等当選 新らしき生へ(33):花環(7)
作者 井手訶六(1898-1928)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D002:[女の子(小学生くらい)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhao:[羽織]
Jho:[楽器の演奏;ホームコンサート]
時代区分・年代 20世紀前半;1922(大正11)年
国名 日本
キーワード ヘアバンド;琴
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥