近代日本の身装文化(身装画像)
説明 親の決めた許嫁を嫌って和歌山から上京してきた娘。この時代としてはおとなしい束髪で、入れ毛は使っていないとべつの日の説明にあるが、かなり毛の豊かな女性だとしてもそれにしては少し大きすぎるよう。羽織姿のこの和装は、和装の身体の線の美しさをよく示している。羽織下の帯は、大きな帯の結び目を知らない外国人には奇妙に見えるのは当然で、その点については日本人にも批判的な人がある。しかし、多くの日本人の目には、胸の膨らみをほとんど欠いて、幅広の帯で腹部をぐっと押さえた前面と合わせ、優しい、美しい線のように受け取られる。ただし、渡部審也の筆のミスか、正座した膝のボリュームは大きすぎる。(大丸 弘)
ID No. A20-024
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1920(大正9)年2月15日号 6面
画家・撮影者 渡部審也(1875-1950)
小説のタイトル 魂の憂ひ(25):届かぬ心(5)
作者 沖野岩三郎(1876-1956)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhan:[半襟]
Vhao:[羽織]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀前半;1920(大正9)年
国名 日本
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥